広島へ行く

2006年9月27日 旅行
 人生初の広島である。
 もっとも、新幹線で通過したことはあるけど、街を歩いたのは初めてだ。

 でまぁ、出張なんで、そんなに時間があるわけじゃないけれど、早めの飛行機で広島入りし、3時間ぐらいで平和公園を散策した。

 とにかく来てみたかった「原爆ドーム」と「原爆資料館」。

 原爆ドームは、思ったより小さめだったなぁ。世界遺産登録もされて、外観もいろいろ補強と言う意味の手直しがされていて、もっと汚れた姿をイメージしていたけど、そうでもなかった。
 でも、原爆の悲惨さは十分に伝わります。

 資料館は長崎は2回行ったけど、広島は初。
 入館料はわずか50円。
 広島の誕生から、戦時、原爆開発、そして被爆、復興、核廃絶活動という流れで紹介されていた。
 しらなかった事実もたくさんあり、勉強になった。

 その中のひとつに、広島が原爆投下の候補地になった経緯の説明がある。
 決定的だったのが「連合軍の捕虜収容施設がなかった」ということ。
 もっとも、戦争を終わらせると言う大義名分の中では、仮に施設があったとしても、投下したことだろう。

 そして、被爆直後の広島の状況の展示。これは実際に見ていただいたほうが良いだろう。言葉では表せない。

 さて、資料館を見ていて思ったのが、

           外国人見学者の多さ

 である。国籍はわからんけど、アジア系、欧米系と多岐にわたる。これは非常に良いことだと思う。

 別の施設では、被爆者の手記や体験を語るコーナーがあり、原爆の悲惨さがよく伝わった。

 「家の下敷きになった妹を助け出そうと、必死に瓦礫を持ち上げようとするが、火が回ってきた。すると妹は、助けて、ではなく、逃げて、と言った。周囲で火の手があがり、このままでは自分も逃げ遅れてしまう。もう妹の髪の毛も燃え始めていた。それでも妹は姉を気遣い、逃げてと言い続けた。私は後ろ髪引かれる思いでその場から逃げた。今でも、そのことが心に残っている。」

 こうした体験談や手記があるのである。

 話はがらりと変わるが、広島と言えば「広島焼き」。
 もちろん食べましたよ!そばが入っているのねぇ。

 あとは、市電だよね〜。
 乗りましたよ、もちろん!

 子供へのお土産は、その市電の形をした缶クッキーっす。
 かみさんには、通例のANA機内販売限定グッズ。
 前回は時計、その前はバッグだったんで、今回はね、うふふ♪

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